有田純弘様

ギターの音を素直に出力できる

NUDE CABLEは発表されて間もない頃、スティールギタリストの田村玄一さんが使っている事で知り、通販で購入。音を出してすぐに「あ、いつもと違う!」と驚きました。
ギターのラインの音にはあって当然と思われた、ピエゾ臭さが影を潜め、ピッキングのニュアンスがダイレクトに感じられたのです。アコギの表面板の質感まで感じる、その名の通りの、余計なものを身にまとわない、ありのままの音、という印象でした。

ギターを始め、バンジョーやマンドリン等の弦楽器のアンプリファイについては長年色々な現場を体験しました。ほとんどのプリアンプやイコライザー等を試したし、ミニマイクとのブレンド歴も25年間程。
いい機材なら良い音、は当たり前。でも荷物は増えるし、セッティングも複雑。システムに凝りすぎると演奏以外のストレスも生まれます。
そんな時に出会ったのがNUDE CABLE。

ギターの音が素直に出るNUDE CABLEなら耳障りな帯域が減り、イコライジングがシンプル。いつの間にか機材の数が減り、頻繁に「アンプに直!」の気持良さを実感しています。
『アコースティック楽器用のType A』は更に使い易く、それはまるでケーブルの中に高級プリアンプやイコライザーが内蔵されているかの様にスムーズです。ライン特有のソフトな弾き方をしなくても、生ギターの時と同じ感覚で弾けるのがいいですね。
ストレスのないライン音で、より音楽表現に集中できる、という意味では値段に十分納得のケーブルです。
音作りに悩んでいるギタリストは是非試して欲しいです。


有田純弘
【プロフィール】
ギター、バンジョー、マンドリンなど多くの弦楽器をマルチに弾きこなし、ジャズ、ポップスからルーツ系アコースティック・ミュージックまで、ジャンルを越えて活動する。
1985年、ウインフィールドの全米バンジョー・コンテストで日本人初の優勝。ベラ・フレック、デヴィッド・グリスマン、マーク・オコーナー、ジム・クエスキン・ジャグバンド、小野リサ、coba、槇原敬之、椎名林檎、山中千尋、福山雅治、植村花菜、ゆず、その他多くのアーティストと共演。
1999年より『アコースティック・ギター・マガジン』(リットー・ミュージック)でコラムを担当。教則ビデオ『ブルーグラス・バンジョーの達人』、『ジャンゴ・ラインハルト ジプシー・ジャズ・ギター』(リットー・ミュージック)を発表。
2003年より洗足学園音楽大学ジャズコースで非常勤講師として後進の指導にも務めている。
公式ホームページ http://www.hiroarita.com

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